Flutter製アプリの開発実績
弊社はFlutter製のアプリ開発実績が豊富です。大手企業様を中心に多くのFlutter製アプリの開発・納品をしています。本記事では弊社の実績と共にFlutterを用いて作られた世界的に有名な企業のアプリをご紹介していきます。
弊社のFlutterアプリ開発導入実績
アプリ | アプリの大まかな内容 | 対応OS |
マンション管理アプリ | 大手企業様向けに開発・納品しているアプリ。30画面以上、60本以上のAPIを利用し、ご利用者の様々な情報を管理するアプリ | iOS、Android |
航空会社様の従業員管理アプリ | 航空会社の従業員の方がログイン後に情報を閲覧でき、現在地の送信・プッシュ通知を利用し、大事なお知らせが行なえるアプリ | iOS、Android |
牛の分娩アラートアプリ | 大手企業様向けに納品したアプリ。複数企業様とのコンペを行い、受注。オブジェクトに対してアニメーションをかけたり、webpファイルなどを利用しユーザー体験を重視して開発したアプリ | Android |
サイクリング管理アプリ | イベント企画を行っている会社様向けに開発したアプリ。GoogleMapなどを活用。30画面以上、50本以上のAPIを利用し、ご利用者の様々な情報を管理するアプリ | iOS、Android |
食品のデリバリーアプリ | アプリで注文された食品を一般消費者の方に届けるアプリ。firebaseサービスを多く利用して開発されたアプリ | iOS、Android |
Macファイル管理アプリ | Mac上でタグ付けされたファイルを検索・抽出し、表示するアプリ | Mac |
注文住宅見学会管理アプリ | モデルハウスではない実際の住まいを見学できるサービス「Welcome House」 | iOS、Android |
弊社では2019年4月からFlutterに力を入れ、案件の増加と共にFlutterでのアプリ開発経験があるエンジニアを集め、受託開発・SESにてサービス提供を行っております。
アプリの納品だけでなく、パートナー企業様に技術レクチャーを行いながら開発した実績もございます。仕事だけでなく、個人でもFlutter製アプリをリリースしているメンバーが多数在籍し、キャッチアップも盛んに行われております。
Flutterは1つのコードで様々なデバイスのアプリを開発できるクロスプラットフォームフレームワークです。ホットリロード機能により、開発者はほぼリアルタイムで変更を確認でき、開発したアプリは各モバイルOS間(AndroidとiOS)でほぼ同じように動作します。
詳しくFlutterについて知りたい方は「Flutterのメリット・デメリット」で紹介しています。
世界的に有名な企業のFlutterアプリ開発導入例
Flutterで開発されているアプリはFlutter 2.2が発表された時点でGoogle Play ストアにリリースされているAndoroidアプリだけでも20万を超えています。
また、BMW、eBay、Grab、Philips Hueなど世界中で利用されている人気アプリもFlutterで開発されています。世界的に有名な企業がFlutterでどのようなアプリを開発したのか紹介していきます。
Flutterを開発したGoogleでは多くのアプリをFlutterで開発しています。例えば、Google 広告、Google アシスタント、Google Payなど全部で10個以上のアプリが実際にFlutterで開発されています。
Flutterで開発されたGoogle アシスタントのAndroidアプリは合計5億回を超えるインストール数でありながら、4.1の高評価を得ています。
Google Payを開発したエンジニアによるとによると、プラットフォーム間で起こる機能の不一致を無くすことができ、50万行を超えるコードを削減できたそうです。
また、ホットリロード機能により開発効率が大幅に向上し、技術的負債も大幅に削減されたそうです。
Reflectly
Reflectlyは人工知能を駆使してユーザーのネガティブな考え方を克服するためのサポートをするマインドフルネスアプリです。App Storeでは「今日のApp」として紹介されたこともあるアプリです。
Reflectlyは最初クロスプラットフォームであるReact Nativeで開発されていたアプリでした。しかし、プラットフォーム間で期待していた同じ動作を実現できなかったため、iOSアプリを開発した後にAndroidアプリ用に修正するという開発サイクルになっていました。そのため、既存のコードを全てFlutterで書き直すことにしたそうです。
当時Flutterはα版でしたが、プラットフォーム間の一貫性やホットリロード、Googleが提供している充実したドキュメントを見てFlutterで書き直すことに決めたと言います。ReflectlyのCTOによると、React NativeからFlutterに移行するのにかかった期間はわずか2.5ヶ月、アプリのクラッシュ率は10分の1にまで減少したそうです。
Grab
東南アジアを中心に急成長している配車、支払い、フードデリバリーなどを提供するGrabでもFlutterでアプリを開発しています。
Flutterで開発されているアプリはGrabで商品を提供したいレストラン向けのGrab MerchantアプリとGrabでドライバーをしたい人向けのGrab Driverアプリの2つあり、Android、iOS合わせて合計2億回以上ダウンロードされています。
Grabのエンジニアによると、新機能の構築、テスト、リリースなどにかかる時間のうち少なくとも1/3がFlutterによって短縮されたそうです。
eBay
アプリ上で車の売買ができるeBay MotorsもFlutterを使用して開発されています。
eBayのエンジニアチームは1年以内にiOSとAndroidの両方のアプリストアにリリースする必要がありました。
この期間でネイティブアプリを2つリリースすることはほぼ不可能であると考えたeBayのエンジニアは、Flutterで開発することに決めたそうです。
eBayのエンジニアによると、Flutterはプラットフォーム固有のコードをほとんど必要としておらず、アプリ内は98.3%がDartコードで構築されているとのこと。そのため、プラットフォーム固有の開発に費やす時間はほとんどなく、プロダクト機能の構築に専念できるそうです。
Alibaba
アリババグループのフリマアプリ「閑魚(シェンユー)」はFlutterを使用して開発されました。シェンユーは5,000万回以上ダウンロードされ、1日のアクティブユーザー数は1,000万人を誇ります。
シェンユーはすでにアプリが完成していたため、徐々にFlutterの機能を取り入れアプリに統合しました。Flutterを取り入れたことで1つのコードベースで開発、保守ができるため、時間を大幅に節約できたそうです。
BMW
BMWはMy BMWアプリ、MINIアプリの開発をFlutterで行っています。
BMWでは300人のエンジニアがFlutterで開発しており、Googleに次ぐ世界最大級規模になるFlutter開発チームです。
The My BMW app: new features and tech insights for March 2021.
Philips Hue
スマートライトを操作するPhilips HueのアプリのうちPhilips Hue Bluetooth、Philips Hue Syncの2つがFlutterを使用して開発されています。
最後に
弊社ではFlutterの開発経験があるメンバーが複数在籍し、メンバーがキャッチアップや情報共有をしているので、安心感をもって案件を進める事ができております。
本記事がFlutterを導入する際の参考になれば幸いです。